プロフィール

Author:りざろい
夫@車椅子マーク&娘と暮らす私。毎日夫の深層心理が知りたいと覗き込む私だけれど、その深層心理が夫にはそもそもないのかも、といぶかしい日々が続く。

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忘れてた

 ブログの存在自体を忘れてました。2ヶ月ぶりです。この2ヶ月は、決算もあったしイベントもあったし何となく忙しく過ごしていた。夏休みまあまあだった娘は、2学期になって何となくまた後退気味になり、今週は今日がはじめての学校。台風がそこまで来ている日だけど。
 夫は元気。退院して少しの間は慎重になっていたけど、お腹の状態もそんなに悪くないし入院前の生活に戻した。画の連載をやめて、少し時間ができて、ホームページの新規作成を引き受けて今やっている。仕事が混んで来ると、表情が硬い時や反応が鈍い時や色んないつもと違う顔が出てくる。連載をしていた頃、なかなかアイディアが浮かばなかったりして行き詰るとあんな顔を良くしていた。暮らし始めの頃はそれがわからなくて、そんな夫の顔に文句を言っていた。今は少しだけわかります。何となくだけど。
 電動のベッドに夫は寝ている。朝起きる時には頭部が上がった状態になっている。もし今夜台風の影響で停電したらベッドを動かせなくなって、平らにできなくて、それだと夫がベッドで寝られないので朝のうちに平らにしてきた。今日の台風はここ10年で一番すごくて、今夜6時頃にうちのあたりに最も近づくそうだ。はやくかえろっと。
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夏休み

 4日しかない夏休みだから、天気の具合も見ながらどうやって過ごそうかと考えていた。13日は明け方まで降り続いた雨も朝にはあがり、危なっかしいながらも外出することにした。外出といってもお盆だからお墓参り。考えてみれば去年初めてお墓参りをしたのだった、結婚してから。夫も初めて?だったか随分と久しぶりだったかそんな感じだったし。
 お母さんのお見舞いも久しぶりだった。思ったより元気でよかった。寝かせっきりで動けなくなっているのではないかと思っていたが、ベッドの柵から両方の足を外に出してばたばたさせていた。相変わらず怒ってばかりだったが悪くなっている印象はなかった。
 土曜日は娘が友達と遊びに行くと言う。めったにない二人の日だからどうやって過ごそうかと考えたが夫がイマイチ乗ってこないのが面白くなく、その後結局自分が体調不良に陥って最後の日曜日はベッドを言ったり来たりの一日となった。胃がぎゅーッと締められ、食欲もなく、すこしお腹に入れると下痢をするという最悪のパターン。あーあ。最後の日はバーベキューをしようと約束をしていたのに、買い物でスーパーの惣菜売り場を歩いて「う!」と気持ち悪くなったのだから肉は無理で、しかも頭がくらくらして、だから全部だめだった。お気に入りの旅番組では「ローカル線で行く北海道の旅」なんてやっていたのに途中でリタイアしてベッドへ。そのくらい元気なかった。
 胃が空っぽで夜を過ごし、時々ぎゅーッと締め付けられる痛みも朝にはとれ、何とか無事出勤しました。普段何気なくやっている、ごみ出しや弁当つくりやそんなこんなが普通にできる幸せを知りました。
 
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検査.com

まあ .comは冗談だが。
 「これで終わるよ」と夫。なかなkすっきりしない夫の体の中身。夫的には心配していないようだが、またまた引き伸ばされた「安心」の実感。
 あれから1週間。予約の時間より30分早く外来についた。
 エコーをとって、異常がなければ終わり。
「これで終わるよ」という夫の言葉の通り、異常はなかった。
 「もう、いつまで続くのよ!」とぶつぶつ言う私はやはり夫の言葉の通りだったと安心する。やはり夫の言うとおりだった。そのとおり。 
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そして

 手術から5日後、二人で泌尿器科の外来にいった。「このもやもやっとしたものですね」と部長がCTを見つめる。外科とは表現が違う。「検査しましょう。今日大丈夫ですか?待ってる人一杯いるから最後に」膀胱鏡の検査は3時過ぎから始まった。検査用の半ズボンに着替えお産の台のような台にのって股関節を開く。その後は夫からの話。いきなりずぼっといれられた。麻酔薬は入れたそうだが何とも気持ちがわるい。最新の柔らかいカメラだそうだ。医者は看護師に操作を聞きながら写真にとっていたそうだ。
 結果はしろ。くまなく見たつもりだがなにもない、と。それまで無口だった私たちが急におしゃべりになった。
 ほらやっぱりそうだった。確かめてもいないことをあの外科の医者は本当のことのように言う。
 しかし病室に帰りかけていた私たちをさっきの看護師が追いかけてきた。「戻ってください」
 まさかやっぱりありましたって言うんじゃないだろうな。ものすごくいやーな気持ちで戻る。「やっぱりエコーとりましょう、予約入れていいですか?」なんだかすごくいやな気分。あれだけ大喜びさせておいて本当は別の何かがありそうだとでもいうのだろうか。エコーは11日、何だかまた不安な気持ちを引き伸ばされてしまった。気分悪い!
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入院

 7月2日の検査で2度目の手術がほぼ決まった。外科にまわされ外来受診。お決まりのCT予約、次の外科外来予約日の前に電話があって、入院と手術の日が決まった。外科はいつも満員で、手術も1〜2ヶ月待ちとか新聞で言っていたし、夫の手術はそんなに緊急性は高くないはずだからこんなにはやくその日が来るとは思っていなかった。私以上に当の本人である夫のショックは大きかったようだ。日頃はポーカーフェイスでいいことも悪いこともさらっと受け流す人なのに、今度は違った。ショックをもろに表現していた。
 そして入院の日。5時から主治医の話があるというので私も同席した。手術は2回目なので何となく前回よりは気が楽だったし、「これで命をとられると言うことはないでしょう」という医者の言葉にわかってはいたが安堵した。しかし「さて」と話の続きが。この前とったCTの画像がモニターに映し出され、からだのずっとしたの方に降りていった。他には悪い諸賢は無いが・・・これは膀胱です。表現は忘れたが要するに腫瘍があると。詳しくは検査しないとわからないが「検査したほうがいい」と強く言う。ああ、がんか。「何か気になっていたことはありませんか?おしっこの出がわるいとか」「勢いが弱くなったような・・」「あったんですね。でもまそれは年齢もあるし」そして「検査を勧めます」
 部屋に戻った夫は「何ともないんだけどなあ」としきりに首をかしげる。
 クローン病と甲状腺がん。この二つでたくさんでしょうに。もともとの脳性まひだってあるんだし、いったいいくつの病気を夫に与えれば気が済むのでしょうか。
 甲状腺のリンパ節転移はそのうちあるとわかっていたし、そんなに危険を伴うものではないから今度の入院・手術は「楽勝」の気分だったのだ。それがいきなりどん底に落とされた。またか。また夜にひとりでなく日がきたのか。
 次の日の朝早く、娘が目を覚ますずっと前に起きてパソコンをひらいた。インターネットで「膀胱がん」を調べる。表面にできるのと浸潤せいのもの。前者は内視鏡手術できるが再発が多い。後者は膀胱摘出などが必要になったり、また周辺への転移が起きやすい。
 そして手術後、手術室の横の部屋によばれた。摘出した甲状腺のしこりはもしかしたら悪性ではないかもしれない。手術の話なんだからそこで終わればいいのにまた膀胱の話。「怖い顔つきだった」と。この医者は前もそうだった。最初の甲状腺の手術の時も終わった後の話に事実ではないことが含まれていた。「将来必ず肝臓や骨に転移する」そう言った。でも甲状腺がんにそういう話は無い。頚部リンパ節や肺上部が一般的で肝臓などの遠隔転移はめったにないことなのだ。あの時もこの医者は確実でない話をあたかも本当のことのように言った。それを思い出していた。今度ももしかしたらそうかもしれない。いやきっとそうだ。だってCTにそういう所見が出ていたといってもまだ何も見てはいないのだ。断ずるだけの根拠が何一つ無いのだ。夫がいない寝室でひとり、突き上げてくるものを抑えながら冷静になろうと自分に言い聞かせていた。
 
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ねこ時計(修正版+α)


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